新型コロナ・ウイルスの影響で、現在、サイエンスカフェかごしまはオンラインで実施しています。また、例年8月のサイエンスカフェは「なつやすみサイエンスカフェかごしま」と銘打って、主に子どもたちを対象として実施してきました。今年は、8月3日に「病気から体を守るしくみ」というテーマで、zoomを用いてのオンライン・サイエンスカフェとして実施しました。話て手は飯笹英一さん(鹿児島大学
医学部)です。
「なつやすみサイエンスカフェかごしま」は、子どもたちの夏休みの自由研究のヒントとなるような話題を提供してきました。今回は、コロナ禍において最近よく耳にする「ワクチン」にも関係する「免疫」について、小学生でも分かるようにお話を展開しました。
オンライン開催ということで、参加者が自分の手を使って実際に実験をしたり何かを作成したりすることはできません。そのせいもあってか、参加者は例年よりやや少ない状況でした。が、話し手の飯笹さんが思わず「対象年齢を間違えたかな」とつぶやくほど非常にハイレベルな質問も飛び出し、大変盛り上がりました。また、zoomのチャット機能を用いて、話し手がしゃべっている最中にその内容についてリアルタイムで質問ができるところは、もしかしたらオンライン開催のメリットかもしれません。
サイエンスカフェかごしまは、今後もしばらくはオンラインでの開催となる見込みです。総合的に見れば対面での実施がベストだと思いますが、オンラインのメリットを活かしたサイエンスカフェの実現を模索していきたいと考えています。